格安スマホのキホン



近年、スマホの急速な普及によって携帯電話契約数の半数以上がスマホになっています。

その一方で、「スマホに変えたけど、毎月の料金が高い」、「あまり使わないから料金を安くしたい」と思われている方が多いようです。

月々の料金に関してMM総研の調査によると、フィーチャーフォン(ガラケー)利用者の平均月額利用料金が2,739円に対し、スマートフォン利用者の平均月額利用料金は6,342円と2倍以上の料金を払うようになる事が分かります。

そこで格安スマホの登場です。

格安スマホはシンプルな料金プランから自分の利用量に合わせて選ぶことができるので、無駄なくスマホを利用することができます。

でも、「安いとちょっと怖い」「用語やプランなど専門的なことが多くてついていけない」と思ってあきらめているでしょうか。

そのような方に格安スマホについてわかりやすく説明します。

格安スマホとは?

 格安スマホとは「MVNO(エムブイエヌオー・仮想移動体通信事業者)」が販売している通信プランとスマホ端末の事を言います。

MVNOは自ら基地局を持たず、大手キャリア(docomoやauなど)から回線を借り受けて通信事業を運営しています。

新しくケータイ会社を設立する場合、基地局などの設備に膨大な資金が必要になり、そこでかかるコストを通信費で回収します。

しかしMVNOは、大手キャリアから回線を借りることで設立費用を抑え、料金プランを格安で提供できるのです。

また、総務省が大手キャリアに質の良い周波数を割り当てる代わりにMVNOへ積極的に回線を貸出させ、貸出の料金(接続料金)を引き下げる方針を示しています。

その方針によって、さらにMVNO各社の価格競争が促進され、より格安のプランが生み出されています。

シンプルな料金プランの仕組み

大手キャリアの場合、基本料金に加え、いろいろなオプション料金や割引が明細に書いてあるので、何の料金かよくわからない項目が1つや2つあることはないでしょうか?

それに比べて格安スマホの料金プランはとってもシンプルです。

「電話の基本料金」高速データ通信容量「オプション」の3点が基本になり、それに加えて「スマホ端末代」で構成されています。

プランを選ぶ上で一番のポイントは高速データ通信容量です。

各MVNOによって取り扱っている容量と金額の違いがあるからです。

そこで、毎月自分がどのくらいインターネットを使うのか確認することで、自分に合った高速データ通信容量を選ぶことができます。

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また、余った高速データ通信容量を繰り越すことができたり、足りなくなったらチャージ、また翌月にプランを変更することもできます。

通話料は大手キャリアのように無料の通話分というのは無く、従量課金制となっています。

そのかわり、スマホのメリットとしてアプリを利用した格安の通話方法が幾つかあり、通話料を大幅に抑えることができます。

また、留守番サービスやキャッチフォンといった機能は、できるだけ価格設定を下げるため、オプション制となっています。

他にも、スマホ本体を購入される場合、端末補償や交換オプションなどのサービスに入ることで故障や破損した際にオプションに入ることでサポートを受けることができます。

スマホが初めての方には技術スタッフが訪問してサポートするオプションもあります。

オプションの種類や内容も各社異なっていますが、シンプルですので難しく考えなくていいのが特徴です。

簡単すぎても確認だけはしっかりしましょう。

スマホ本体代

スマホ本体を一緒に購入するときは一括、または分割で支払うことができます。

スマホ本体も、格安で基本の機能だけのものから、機能性の高いものを買うことができます。

支払方法も各社違いがありますのでしっかり確認しましょう。

ただし、格安スマホに変える場合、スマホ本体は必ずしも購入する必要がありません。

その点に関してはこちらをご覧ください。

スマホ端末の選び方