実質0円禁止で今後ケータイ料金はどうなる?


携帯業界では長年「実質0円」や「0円携帯」を打ち出しこれが慣例化していました。

これは販売会社が契約が一つ成立する事にキャリアからもらえる報奨金を携帯代金として顧客に渡すという仕組みです。

キャッシュバック競争の過激化

この報奨金を携帯代金、もしくは現金として契約者に還元するキャッシュバック行為は他社からの乗り換える人間を集める目的もあり大手三社とも盛んにおこなわれます。

その結果、キャッシュバックは過熱化し金額も増加していきます。

さらに、このキャッシュバックを目当てに携帯会社を乗り換え儲ける人間まで現れるようになり、これが公平な競争を阻害するという事で総務省より0円携帯禁止が言い渡されました。

その為、大手キャリアは現在、次の一手を模索している状況となっています。

いま乗り換えるとどの程度になる?

0円携帯が無くなった現在、大手キャリアに乗り換えた場合どの程度の通信費が必要になるのでしょうか?

まず端末料金についてですが、これはキャッシュバックが無い分高くなります。

特に大手キャリアはフラグシップ(各メーカーの売りとなる高性能機種)をメインに扱っているので、かなり高額を支払う事になります。

携帯料金についてですが、現在各社とも小容量プランをラインナップするようになっています。

ただし、格安スマホより割高になる傾向があります。

一例として、auでは容量が増える度に割引がされるプランとなっていますが、1GBプランで2900円とかなり割高です。

あまり使わない人は格安スマホという手も

格安スマホと言っても色々あるのですが、安い会社であれば3Gの高速通信で1000円を切るというのも珍しくありません。

また、データ容量も大手キャリアより選択肢に幅があり、20GBプランや無制限プランと言った大手キャリアよりも大容量プランを備える会社もあれば、高速通信を一切行わない代わりに500円を切るというプランを提供する会社もあります。

また、端末もSIMフリーから中古端末まで選択の幅が広いというのも魅力的です。

大手キャリアと比べると通信の品質がどうしても落ちるのですが、多少通信の質が落ちてよいという方であれば、大手キャリアではなくMVNOへの乗り換えも考慮する事をお勧めします。

格安スマホってどんな会社がやってるの?