
スマホの性能を表す言葉に「フラグシップ」「ミドル」「エントリー」と言うものがあります。
これは、格安スマホやsimフリースマートフォンに限った話ではなく、家電製品全般で使われる言葉でもあります。
このキーワードを理解できれば、おおよそどのようなスマホなのかが分かるので、どのような意味があるのか解説していきます。
フラグシップ=旗艦 会社のメイン商品
これは、各会社の中で高性能で主力商品となる物を「フラグシップモデル」と呼びます。
フラグシップとは日本語では「旗艦」を指すのですが、これは指揮官が船に乗り、指揮や命令を行う戦艦のことです。
そこから転じて、その会社の中でもっとも重要な商品や複数あるラインナップの中で、もっとも力を入れている商品のことを指す言葉となりました。
ハイエンドモデル=高性能機
フラグシップモデルと被ることも多いのですが、同機種の製品の中でも特に高性能な機種を「ハイエンドモデル」と呼びます。
これは高品質で高性能なモデルなので、その分価格も高くなっていることがほとんどです。
大手キャリアが取り扱うスマホには、「ハイエンドモデル」や「フラグシップモデル」に位置づけられるものが多いといえます。
ミドルレンジ、ミドル=普及機
ハイエンドに比べて性能は落ちるが、実用するには十分な性能を持っている、という場合は「ミドルレンジモデル」と言われます。
これは、普及機や中堅機であり、一番購入者が多いタイプの商品です。
格安スマホ業者が取り扱う機種のメインは、この「ミドルレンジモデル」となっています。
ローエンド、エントリーモデル=入門機
簡単に言えば、低性能低価格なモデルのことを「ローエンド」や「エントリーモデル」と言います。
日本語で入門機というように、初心者やこれから始める人の最初に買う一台や、そこまで性能を求めていないという人、さらに二台目、三台目のサブ機として人気があります。
安いからと言って品質が悪いというわけではなく、しっかりと作られた物であればメインのスマホとして十分利用できます。
ただし、初めから「安かろうが悪かろう」を目的に作られた海外製品もある為、注意が必要です。